雪見だいふくの特許番号や特許権、期限はいつまで?
雪見だいふくは1981年(昭和56年)10月にロッテが発売した氷菓です。
アイスクリームの外側を求肥と呼ばれる大福などの和菓子に使われる材料で包んだもので、アイスクリーム大福といえるもので、長らくは冬限定で発売されていましたが2018年から通年販売となっています。
雪見だいふくは発売当初から特許化されており製法特許第1537351号で登録されていますが、こちらの権利期間はすでに満了しています。
一方で2001年(平成13年)に再出願を行っており、2009年(平成21年)に特許4315607号として登録されているものです。
特許の期間は20年ですので、現行の権利は2029年まで有効となっていますし、また製品が発売され続ける以上は存続手続きが行われると考えられます。
ロッテの雪見だいふくが成功できた理由とは
雪見だいふくがロングセラー商品として成功した理由は、当初は冬に発売し、さらに特許によって他社が類似品を発売できないように保護したことなどが挙げられます。
夏場は氷菓の稼ぎ時ですからライバルが多く新商品が入り込む余地が少ない状況でしたが、あえて冬に食べてもおいしいものを作り出すことで、製品として認知度を高めるのに寄与しています。
現在は通年ですが、冬にしか売られていないというのも希少価値を出す上でメリットがありました。
またお菓子の世界に限らず食品の世界では真似されることも多いため、製法特許を取り他社が真似できないような仕組みにすることで、雪見だいふくのような氷菓はロッテのみが作れる商品という独特のブランドイメージが確立したことも大きな理由といえます。
雪見だいふくの作り方!片栗粉や白玉粉で類似品は作れる?
雪見だいふくの作り方そのものは特許製法により公開されていますし、また基本的には求肥で包んでいるものであるので家庭でも作ることができます。
家庭で作る場合には、白玉粉、砂糖、水、片栗粉のほかアイスクリームです。肝となる求肥の作り方は白玉粉と砂糖、水を入れてヘラで混ぜ合わせながら加熱することで作ることができます。これを適度に切ってアイスクリームを包めば雪見だいふくが出来ます。
ただ雪見だいふくに使われるクリームはきめ細やかなものが使われており、求肥も薄いものが使われているので、完全に同じものを作ることは難しいもので、また家庭で作られた求肥も冷蔵庫で冷やすと硬くなるので作ったらすぐに食べないと、美味しくありません。
雪見だいふくの作り方のYoutube動画
雪見だいふくの作り方ですが、実はYoutubeで面白そうな動画がアップされています。文章だけでなく、白玉粉を使って実際に作り様子を動画でわかりやすく説明しているので手順通りにやっていけば誰でも自宅で簡単に雪見だいふくを作ることが出来てしまいます。必要となる材料ですが
水100cc
白玉粉50g
砂糖100g
コーンスターチ
をベースにボールなどで混ぜて仕上げに電子レンジで加熱することで美味しい雪見だいふくを夏でも手軽に食べることが出来てしまうみたいですね。
砂糖を大量に入れることによって冷たくなっても生地が柔らかく仕上がるそうですね笑
また、雪見だいふくのレシピですがクックパッドなどでも紹介されていますので参考にすると良いでしょう。
https://cookpad.com/recipe/341518
雪見だいふくの特許番号について詳しく知りたいならamazonの本をチェック
雪見だいふくですが、商品の赤いパッケージをよく目を凝らして見てみると上のほうに特許4315607号と書いてあるのが分かります。雪見だいふくが大ヒットした理由について気になるのであれば「雪見だいふく」はなぜ大ヒットしたのか 77の「特許」発想法
という本がamazonで販売されていますので勉強のために読んでみるという方法も良いかと思います。中古本からですとなんと1円からでも販売されています。