お餅が喉に詰まる原因と掃除機で吸引するのは間違い?正しい対処法!

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よくお餅を喉に詰まらせてしまった時に掃除機で吸引するというような方法を聞くと思いますが、それは正しい対処法なのでしょうか?正しい対処法を知らずに闇雲に間違った対処法で喉に詰まったお餅を掃除機などで吸い込んでしまうと逆に大惨事につながってしまう危険性もあります。

 

お餅を喉に詰まらせてしまった時の正しい対処法などについて解説していきたいと思います。
 

お餅を喉に詰まらせてしまった時に掃除機で吸い取るのは間違い?正しい対処法を知っておこう


お餅を喉に詰まらせてしまった時の対処方法でよく耳にするのが自宅にある掃除機などで吸引する方法ですが、素人が勝手にこのような対処法をするのは大変危険です。

 

しかし掃除機で吸引して無事にお餅を喉から吸い取ることができたケースもあるようです。

 

実際のところ、プロ仕様の異物専用ノズルで吸引することをオススメしている消防士や医師もいらっしゃるようですね。

 

しかしながら、専用ノズルを使用せずに、市販の掃除機を使って吸引すると様々なリスクが存在しています。専門家も市販の掃除機を使ってお餅などを喉から吸い取るような行為は決してオススメできる行為ではないと見解しています。

 

 

市販の掃除機で喉に詰まったお餅を吸引するリスクとは


★掃除機のホースは清潔なものではありません。衛生的にもオススメできるものでは無いです。

 

★口の中が傷ついたり、舌を吸い込んだりしてしまい、逆に症状を悪化させてしまうリスクもあります。

 

★掃除機の吸引力によって、肺の空気を強く吸い込みすぎてしまい大ケガをさせてしまうリスクがあります。

 

★掃除機で吸い込んでいる時間帯は自発呼吸をさせてあげられなくなってしまいます。さらに呼吸困難に追い込んでしまうことも。

 

 

また、よくあるパターンとしては掃除機を口へと運んだ際にさらにお餅を喉の奥へと押し込んでしまうというようなリスクも存在しているようです。

 

正しい知識も無いまま自分たちだけでどうにかしようとするのはやはり大変にリスキーです。

 

ですので喉に詰まったお餅を自分たちで掃除機を使って吸い取るという行為は最後の最終手段として考えておいたほうが良いかも知れませんね。

 

 

もしどうしても自分たちだけで掃除機を使ってみたい場合には狭いところのお掃除などに使う先端が細いタイプのノズルを付け、慎重に喉の奥まで差し入れた後に掃除機のスイッチをそっと稼働させるようにしてみましょう。

 

この際には差し込み方が不十分な状態だと、舌などを変なふうに吸い込んでしまい、逆効果になってしまうリスクがあります。

 

ですのでやはりオススメできる方法などではありませんからまずはできる限りで簡単な応急処置などを試してみることをオススメいたします。



 

 

掃除機を窒息時に応急処置として使えるのかを科学実験してみた結果について


窒息時の掃除機による吸引の実験などが科学的に行われたこともあるようです。ペットボトルを肺にたとえて掃除機のスイッチを入れたところ、ペットボトルの中にある空気が強く吸引されてわずか数秒でペットボトルがグチャグチャな状態になってしまったようです(汗)

 

この実験結果からも分かる通り、掃除機で喉に詰まってしまったお餅を吸い取るような時には適切な秒数にも配慮しなければいけないということが分かります。

 

実際に何秒くらい掃除機で吸い取ればよいのかなどは素人には知る由もないですから本当に危険と隣り合わせですね。最悪の場合には細胞を破壊してしまう危険性もあるということです。

 

結論としては喉につまってしまった異物をとりのぞく際に掃除機を使うという行為ですが、口の中を痛めてしまうリスクがあることから推奨されている方法ではありません!

 

もしも指でかき出すことによってすぐに異物が取れそうな場合には、歯で自分の指の部分を傷付けてしまうリスクなどもはらんでいますので、ハンカチなどの綺麗な布を手に巻いてやるようにしていきましょう。

 

この場合でも口の奥のほうの喉もとに異物を発見したとしても逆に押し込んでしまう危険性のほうが高いので無理やりに取ってやろうとしないようにしましょう。 あくまでもお餅が口の手前などすぐに見えるところまで出てきている状態であればこれらの対処法などを試してみてもいいことでしょう。

 

 

お餅が喉に詰まってしまった時にできる応急処置の方法とは


お餅が喉の奥へと詰まってしまった場合には、うつむかせた姿勢のままで肩甲骨の間をしっかりと何度も叩くようにするのがオススメです。

 

また119番通報すれば救急車を自宅まで電話で呼ぶことも出来ますので応急処置と同時に119番通報するようにしていきましょう。電話口で応急処置の方法なども聞き出すこともできますから活用していくようにしていきたいところです。

 

 

 

お餅を喉に詰まらせてしまうリスクを最初から回避する方法とは

 

お餅が喉に詰まってしまうリスクがあるのであれば、最初から喉に詰まらないような大きさのお餅を購入して食べるようにしていくという方法もオススメです。

 

小さな子供や高齢者でも食べやすいサイズの『やわらか餅』という商品もAmazonなどのインターネット通販で手に入れることができます。



 

また、やわらか餅などを買ったとしても更にリスク回避のために小さいサイズにカットするという方法もオススメです。最初から考えられるリスクについては最大限に回避しておくように一手間かけて工夫しておくようにしておきましょう。

 

 

お餅を食べる前にはあらかじめ水分などをしっかりと補給して喉をうるおしておくようにしておくという方法も効果的です。お年寄りはあまり喉から唾液がでるような生態にはなっていませんからこうすることでお餅が喉に張り付きにくくなることが期待できます。

 

 

まとめ


市販の掃除機などを使って喉に詰まってしまったお餅を自宅で吸い取るような行為などは決して素人ではやってはいけません!

 

対処法としては最初からお餅を買う時の段階からリスクを回避しておき、万が一の時はすぐに119番をするようにしましょう。

 

あまり知られていないのですが、実は毎年だけでも1000人ほどの人たちがお餅を喉に詰まらせてしまって救急搬送されてしまっているという事実があります。

 

いつ自分たちにもそういうリスクが舞い降りてくるか分かりませんから、あらかじめ正しい知識を身に着けておき防衛策を取っておくようにしていきましょう。

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